【準備編】軽トラキャンピングカーの作り方[自作キットなし、サイズ、費用、木材、3DCADデータ公開]

自作 軽トラキャンヒングカー

こんにちは、出張大工のカルロス(@crls1031)です!

カルロス 出張大工

近日中に開催を予定している「軽トラキャンピングカー製作WS」に向けて、ひらすらに3D CADをいじっています。

このページでは軽トラの荷台に設置するモバイルハウス「軽トラ・キャンピングカー」を0から作り上げる過程を書き上げていきます。

まずは準備編として設計、必要木材・備品などを記していきます^^

「自作・軽トラキャンピングカー」とは

そもそもDIYで出来上がる軽トラキャンピングカーをご存知でしょうか?

場所にとらわれない可動産、不動産という概念を超越した住宅です。

家賃も掛からなければ、固定資産税も合法的に免れられます。
 

実際にキャンピングカー内で生活している人たちはたくさんいます。

しうんさん

「荷台夫婦」の龍本司運さんご夫妻。モバイルハウス界隈のキーマン。

既存のキャンピングカーを買うよりも圧倒的に格安に製作できます。

人によって用途は異なるため、自分にあった形にカスタマイズできるのも一つの魅力ですね!
 

おそらくですが、坂口恭平さんのこの著書がブームを引き起こしたんだと思います。

最近では復活したテレビチャンピオンで「軽トラハウス王決定戦」も開催されました。

予告編だけですが、Youtubeにあったのを貼り付けておきます。

おすすめ情報

このページにたどり着いた方は自作軽トラキャンピングカーにとっても興味のある方でしょう。

以下に紹介する2つのFacebookグループでは、自作軽トラキャンピングカーに関して活発にやりとりがされています。

軽トラ モバイルハウス

🔶 モバイルビレッジ

🔶 軽トラキャンパーネットワーク
 

興味がある人はぜひ参加されてはいかがでしょうか?^^

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軽トラのサイズ(荷台含む)

軽トラキャンピングカーを自作する上で、サイズの制限を知っておくことが大切です。

以下の図にまとめました。

軽トラキャンピングカー サイズ

ポイントは3つで

3つのポイント

1. 高さ制限が2.5m

2. 最大積載量が350kg

3. 全長は3,735mm(+10%はみ出していい)

と言ったところでしょうか^^

道路交通法に規定されるところなので、しっかりと守って製作しましょう!

自作する上で、特に気をつけるべき4つの注意点

自作するにはそれなりのDIYスキルが必要です。

小屋作りなどの時もそうですが、「雨仕舞い」「強度」は大切です。

軽トラキャンピングカーを自作する場合には高さ制限重量規制が加わります。

なのでポイントは4つになります。

自作する場合の4つの注意点

✔︎ 強度(特にヘッド部分)

✔︎ 重量

✔︎ 高さ制限

✔︎ 雨対策

この4点をしっかりと考えながら3DCADでデータを作り込みました。

僕が作るモデルの特徴

軽トラキャンピングカーと言っても人それぞれ形式は異なります。

僕が今回手掛けようと思っているモデルの主な特徴を紹介します。

3D CADデータは冒頭で紹介したものです。

文字で説明すると以下のようになります。

僕が手がけるモデルの特徴

① 左に10cm勾配した片割れ屋根

② 屋根の上にはウッドデッキ

③ 右には上下で両開きできるギミック

④ 右の下のギミックには黒板

⑤ 右の上のギミックには採光用にアクリル窓とその中に突き出し窓

⑥ 左は上部のみ突き出し窓

⑦ 運転席から荷台を確認できるアクリル窓

⑧ 背面左には扉

⑨ 背面右には内側に入れ込む形でハシゴ

主な特徴はこのようなものです。

使う木材の種類

今回、軽トラキャンピングカーを自作するにあたり使う木材は主に6種類です。

名称 [サイズ] (使用目的)の順番で書きました。

使用木材

✔︎ 垂木 [30mm×40mm、12ft] (メイン)

✔︎ 2×4材 [51mm×102mm、12ft] (強度確保)

✔︎ 2×2材 [51mm×51mm、5ft] (脱着用)

✔︎ 1×4材 [25mm×102mm、6ft] (ハシゴ)

✔︎ 合板 [9-12mm、4枚] (特定の壁)

✔︎ 杉板 [12mm×150mm×1820mm] (壁)

どれもホームセンターで購入可能な素材で作ります。

実際に木材加工する際の2つのルール

事前共有として、これから加工する上で、2つのルールを設定しておきます。

ルール①:垂木を使う際は40mmが高さ

垂木は一般的な「30mm×40mm」を使う予定です。

ルールとして40mmを高さ、30mmを縦・横で使うこととします。

垂木の使い方

底面の例

理由は30mmよりも40mmの方が強度が高いからです。

高さに対して重力がかかり、積まれたものの荷重がかかります。

なので、高さの方を優先して強度を持たせます。

ルール②:極力“ホゾ”を組んで面で支えたい

ビスで止めるのは簡単です。

でもホゾを組んで、木材の面で支えた方が強度が上がります。

大切なモバイルハウスを長年使い続けたいですしね。
 

今回は製作期間が約1ヶ月あるので、基本的にホゾ(もどき?)を組んでみたいと思います。

軽トラ キャンピングカー 底面

ホゾを組んでいる様がわかる図

 

これからは各面ごとに作り方ポイントを、作る順番に記していきます。

[1]底面の作り方

底面のみを抜き出したCADデータはコチラ

モバイルハウス 底面

底面は「単管みこし」※スタイルの着脱方法を考えて、2×2材モバイルハウス下に隙間を確保します。

後ろの不規則な2本の角材は、のちのハシゴ設置のためです。

軽トラ キャンピングカー 底面

後ろの不規則な2本の角材はのちのハシゴ用

脱着方法「単管みこし」スタイルとは

キャンピングカーのモバイルハウス部分は、使用しない時には着脱できるようにしておきます。

そうすることで、従来の軽トラのように使用することができるからです。
 

この際の着脱方法は様々ありますが、今回は「単管みこし」スタイルを採用します。

軽トラキャンピングカー 着脱方法

写真提供:龍本司運さん

単管は使用しない時は荷台とモバイルハウスの間のスペースにしまいます。
 

一般的な単管は直径が48.6mmあります。

30×40の角材だと高さが足りません。

なのでツーバイ(51mm)を採用することで空間を確保しました。

2×4ではなく2×2にしたのは、少しでも重量を軽くするためです。

[2]左側面の作り方

左側面のみを抜き出したCADデータはコチラ

モバイルハウス 左

左側面はギミックが少ないので単純です。

上部に採光用のアクリル板を使った突き出し窓があるくらいです。

下部はは黒板塗料を使ってお絵描きできる様にします。

その他の部分は杉板を縦に敷き詰める予定です。

モバイルハウス  左側


イメージ図

[3]右側面の作り方

右側面のみを抜き出したCADデータはコチラ

モバイルハウス 右

右側はたくさんのギミックがあります。

モバイルハウス  右側

イメージ図

まず上下両開きにします。

飲食販売に適するように、下の高さは83cmで取っています。

上部の開く扉にはその中には採光用のアクリル板突き出し窓を用意します。
 

ドア一つ作るのも大変な作業です。

果たしてこのギミックがちゃんと機能する様にできるのでしょうか。。?!

頑張ります!!

[4]ヘッド部分の作り方

ヘッド部分のみを抜き出したCADデータはコチラ

モバイルハウス ヘッド

本当はここに寝床を確保したかったんですが、強度に心配があります。

どうしても地面に設置せず、空中に浮く作りになってしまいますからね。

一応ヘッドの床部分は長さが170cm取れています。

強度を上げるために。2×4材を縦に上下2本ずつ、合計4本走らせています。

右側のギミックの邪魔になるので、右下の2×4材以外の4分の3は最後部まで続いています。

(※ 右側・左側の3D CADデータ参照)

モバイルハウス  ヘッド部分

試行錯誤の途中の図

最初は上図の様に真ん中にも梁のように、2×4材を走らせようかと考えました。

でもあまり2×4材を多用すると、重量に響きます。

強度をとるか、重量をとるか、トレードオフの関係。

今回は4本の2×4で試してみます。

ダメだったら寝床にしなければいいだけの話です^^

モバイルハウス  ヘッド部分

床を面で支え、荷重を上部にも分散させる設計

床も荷重がかかるのでビスだけで止めるのではなく、木材の面で支えるようにします。

具体的には2×4材の2inch(51mm)分、角材40mmを20mm(20mm×40mm×51mm)に加工します。

2×4材には事前に20mm×20mm×51mmで穴を空けておいて、そこに加工した角材をぶっ刺します。

(40mm穴開けて、角材をそのまま刺さないのは、ツーバイの強度を確保するためです。)
 

また、下の2×4材だけに荷重が集中するのを防ぎ、上部の2×4材に分散するようにします。

そのため、先端の接続部分は2×4材でガッチリとホゾを組みます。

モバイルハウス  ヘッド部分

ヘッド部分は3つの足で支えます。

前2本は一切に地面に着く長さです。

モバイルハウス  ヘッド部分

上部の真ん中には角材で梁を走らせます。

寝床部分の最後部に角材で柱を立てます。

上からの荷重に耐えられる様にするためです。
 

ここに英知を結集させました。

実践してみてどうなるかはWS開催後に報告します。

[5]天井の作り方

天井部分のみを抜き出したCADデータはコチラ

モバイルハウス 天井

天井は片割れ屋根の上にウッドデッキを作るのがポイントです。

モバイルハウス  天井部分

片割れ屋根なので、角材と2×4材の長さが変わります。

CADでデータを取ってみると上の図のサイズなりました。

事前にカットしてから設置することにします。

(CADを使うとよくわからない三角関数を使わずとも長さが出るので、こういう時にとっても便利ですね^^)
 

屋根は合板を貼る予定ですが、その上にはアスファルトルーフィングを貼ることで雨対策をします。

将来的にはウッドデッキ部分にソーラーパネルを設置したいですね!

[6]背面の作り方

背面のみを抜き出したCADデータはコチラ

モバイルハウス 背面

背面は左側に、右側にハシゴを設置する予定です。

左側の上部にははめ殺しの丸窓を設置予定です。

右側のハシゴは1×4材が内側に入り込んだ形です。

ステップには流木を使ってみたいと思っています。

(だから現在は空白になっています)

ダメなら普通に円柱状の木材をつけます。

サイズ(高さ・縦横の長さ)を確認する

製作したモバイルハウスは規定の枠に収まらなければなりません。

軽トラ サイズ モバイルハウス

まずは高さを表記しておきます。

上から順に使用している木材の高さ(厚み)を表記します。

モバイルハウス 背面
野地板 12 野地板 12
角材 40 角材 40
角材 100
合板 12 合板 12
ツーバイ 102 ツーバイ 102
角材 1443 角材 1538
角材 35 角材 40
ツーバイ 51 ツーバイ 51
地面→荷台 655 地面→荷台 655
全高 2450 全高 2450

2,500mm取れるのに2,450mmに留めたのは、将来的に「太陽光パネル」を設置する予定だからです。
 

続いて横です。

杉板 12
角材 35
角材 1316
角材 35
杉板 12
全長 1410

ぴったりで設定しました。

これでバッチリですね^^
 

荷台設置面の2×2材は荷台の1,940mmに収まっています。

運転席から全長の10%飛び出した長さはジャスト2,280mmです。

今回の作品は第2号機です!

僕は以前に熊本のエコビレッジサイハテで第一号機を作ったことがあります。

軽トラ モバイルハウス

【募集 2/2-4】軽トラ・モバイルハウス・ワークショップを熊本で開催します! #カルロの動く城

2018.01.04

前回は木工職人らと一緒に、アルミフレームを使った独特のものでした。

今回は自分で手がけます!

うまくできるかな〜♪

課題は費用、固定方法など

結構綿密に計画しているつもりですが、固定方法がまだ曖昧だったりします。

予算も完成まで30万円くらいを見積もっていますが、どうなることでしょう・・・

まだ軽トラも持っていないので、実際手に入れてからは計測もしなければならないでしょう。

(軽トラの予算は30万円)

課題盛りだくさんですけど、やるしかないですねッ!!

2019年新春、軽トラキャンピングカー製作WS開催予定

ここまで設計したわけなので、2019年初に製作WS開催します!

【参加無料】軽トラ・モバイルハウス製作WS in 千葉

2018.09.05

最初は参加無料で考えていましたが、流石にこの設計するのにものすごく労力とかがかかっているのでね・・・

検討しておきます!

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自作 軽トラキャンヒングカー

この思い、届けッ!!!

ABOUTこの記事をかいた人

1988年、生まれのみ岩手県花巻市で、育ちは神奈川県川崎市。2011年、早稲田大学 政治経済学部 経済学科を卒業。体育会ラグビー部に所属し、日本一を経験。五郎丸選手が4年生の時に1年生だった。2011年、野村證券入社。自分の能力のなさに絶望し、1年半で逃げるように退社。その後独立を試みるも、騙されて貯金を切り崩し、アイフル・アコム・レイクで借金100万円を負った。ブログを開始し、今までの失敗談や自分の考えを書き始めると、人生が面白くなり始める。