経営が傾いた大企業を早期退職した54歳元サラリーマンに人生相談された。

未来の可能性
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「カルロスさん、今度ゆっくり話を聞かせてください」

熱心に声をかけてくださる男性がいた。

彼は現在54歳、20歳と18歳の娘を抱えた一家の大黒柱である。

彼は長年勤め上げた会社に見切りをつけ、この度早期退職を選択した。

今は自分の人生の幅を拡張すべくセブに語学留学に来ている。

僕は外の世界を知りません

そう語る彼は退職前は部長職につき、予算を引っ張って来てはそれで新しいサービスの制作に努めた。

上期を無事に終え、下期に移ろうとした時「このままではダメだ」と強く感じ、退職を選択することになった。

周りの同僚たちは言う。

「55歳で役職が抜かれて給料は下がるものの、65歳まで何をすることもなく定時に退社する生活を送れる。

そしてその後1年ごとに契約を更新できて5年は働くことが出来る。

なんで辞めてしまうのか、もったいない。」

そんなことを言って来たのだが、彼はこれからの人生は自分で作ると一歩踏み出したのだった。

退社後、新橋で会社の文句ばかりを言う日々

彼がセブに語学留学に来てまず感じたのは「みんな笑顔に溢れてる」と言うことだった。

なぜなら会社では眉間にしわを寄せながら業務に取り組むしかなかったからだ。

ここでは英語を学びたいと来る若者、フィリピン人スタッフが希望に溢れ笑顔で自分がしたいことに取り組んでいる姿があった。

これでいいんだよな、と彼は思うとともに今まで自分が歩んで来た空間の特異さを自覚することになった。
 

サラリーマン中はストレスと戦いながらの日々。

夜遅く終わったとしても、それから新橋に行ってはみんなで愚痴を言いながらお酒を飲む。

なんでこんなにお金を使っているんだろうと無駄な出費であることは自覚していた。
 

文句や愚痴を垂れ流しながら会社を辞めたいと強く主張する人がいると彼はシンプルに「辞めればいいじゃん」と思ったそう。

でも結局そう主張する人ほど会社に固執し、一歩踏み出す勇気がないと見極めた。

現に自分が会社を辞めると言った時に一番食ってかかって来たのは、いつも会社の文句ばかりを言っている人たちだった。

「お金じゃない幸せ」の話を聞きたい

彼は僕にこう尋ねた。

フィリピンは日本よりも格差が顕著だが、そんな日本よりも容易に幸福度が高そうな印象を持つ。

生きること自体が楽しそうなのである。
 

僕もほぼ東京で学生時代を終え、大阪での初勤務となった。

それまで都心しかほとんど経験しなかったが、縁あって田舎に出て見ると様々な可能性を目の当たりにした。

そこでは家賃は安く、食料自給率も統計学データで見るより圧倒的に高く、豊かさを享受した経験ができた。

あぁ、人間の幸せってお金じゃないんだな、と気づくともうなんでも挑戦しようと思ってしまう。

こういったダウンシフトや資本主義から軸足をずらすのは人生においてとても尊い経験になる。

未来の希望について語り合おう

僕は正直、ウチの会社はこうだったんですよ、という話に付き合うのは苦手だ。

もっと一歩踏み出した後に訪れるであろう未来の可能性に思いを馳せ一緒に希望を見出していきたい。

でも彼にとってはこういった毒抜き期間は必要なのだろう。

僕はどんどん前に進むし、次のステージ、新しい世界をどんどん体感して生きたい。
 

彼は一歩踏み出した。

無職・フリーターからフリーランス的な働き方に移行した29歳生え際に難を抱えた男子に熱心に相談して来るくらいには不安だらけなのだろう。

別に生きていくことは出来るだろうし、死にやしない。

僕は家族家庭は抱えていなかったものの、一人で3年くらい移動しながら職を転々と変えながら生き延びられてしまっている。
 

彼は肩書き会社名にとらわれない人生を新しくスタートしたいという。

英語を話すことによって日本的な風土から決別し、自分らしいスローライフを謳歌したいという。

それに向けては今の英語力では難しそうである。

でもそう思えたことがまず素晴らしい。

これから様々な可能性を目の当たりにし、正直迷いまくってしまうことだろう。

現に僕がそうだからである。
 

彼のその後の人生がどう豊かになっていくのか。

タイミングが合えば、たまにお会いし近況を共有したい。

これからどんどん進んでいくこともあるし、停滞してしまうこともあるだろう。

でもそれが人生。

彼の広がった世界が幸多き世界であることを願い、僕はこの記事を締めることにする。

彼にオススメした本

僕が資本主義から一歩降りてみてもいいんだと感じた本。

著者の高坂勝さんのオーガニックバー「たまにはtsukiでも眺めましょ」は来年の3月に閉まる。

毒抜き期間にはもってこいの場所なので、ぜひ訪れることを強くオススメする。


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ABOUTこの記事をかいた人

1988年、生まれのみ岩手県花巻市で、育ちは神奈川県川崎市。2011年、早稲田大学 政治経済学部 経済学科を卒業。体育会ラグビー部に所属し、日本一を経験。五郎丸選手が4年生の時に1年生だった。2011年、野村證券入社。自分の能力のなさに絶望し、1年半で逃げるように退社。その後独立を試みるも、騙されて貯金を切り崩し、アイフル・アコム・レイクで借金100万円を負った。ブログを開始し、今までの失敗談や自分の考えを書き始めると、読者と接点が出来人生が面白くなる。最近は高校で授業をしたり、インドに放浪したり、ミュージシャンのスタッフとして全国ツアーを回ったり、千葉県富津市の金谷に移住したり、イベントを主催したりと、自分が楽しいと思ったことを貪欲に行っている。