【NZパーマカルチャー】コハウジングで成り立つEarthsongの話が超面白かったから全員集合ッ!

earthsong NZ パーマカルチャー コ ・ハウジング
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どうも、持続可能な暮らしが好きなカルロス@crls1031)です

カルロス

各地の面白い活動の話を聞いたり、現場を見たりするのが大好きです。

僕がもっとも興味を抱くのは“資本主義から半分軸足をずらした活動”です。

先日、千葉県のいすみにあるブラウンズフィールドサイハテの話を聞きました。

その話がとても面白く、非常に興味深いものでした。

なのでそれが縁で、今サイハテに滞在させてもらっています。

今回はサイハテに、NZ(ニュージーランド)で生活する神谷家がいらっしゃいました。

彼らの話がとても興味深かったので、以下にまとめます!

都市型コ・ハウジングコミュニティEarthsongとは

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Earthsong都市型コ ・ハウジングコミュニティのこと。

駅から徒歩12分、自然豊かなパーマカルチャー・デザインに基づいたエリア。

発起人は建築士で、果樹園だった土地を購入するために32人の出資者兼住人を募った。

目的は自分の子どもを理想の環境で育てるため。

(実際には子どもを育てるには間に合わなかったが、孫は同じコミュニティで暮らしている)

敷地面積によるが、一口は約40万NZドル(約3,200万円)

現在は創立20年目にあたり、住宅バブルにより価格が倍になっている。

神谷家は住んでから14年経ち、引越を頻繁にするNZではかなりの古株となっている。

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敷地面積は4,000坪(サイハテは1万坪) 。

32人世帯、全60人がこのコミュニティで生活している。

日本人で家を持っているのは神谷家のみで、他に賃貸で住んでる人もいる。

いわば、民間のグループでオリジナルに都市開発を行った形だ。

Earthsongの3つのビジョン

Earthsongでは3つのビジョンを掲げている。

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①「持続可能的な環境」②「社会」、そして③「啓蒙活動による教育」だ。

まずはパーマカルチャーに基づき、環境に負荷をかけないデザインでコミュニティーを設計。
 

次にコミュニティでの子育て負担の共有や、コモンハウス(共有スペース)に草刈機、4つの洗濯機などを共有することで社会性を帯させる。

完全なる自給自足を実施するのではなく、外に仕事に行くことも社会性の一環である。

また、わざと家の隣に駐車場を作らないことで、住人とすれ違い挨拶できるように設計している。
 

そして、こういったコミュニティで実践している活動についてプレゼンする機会やツアーを実施することで教育に関わる。

コ ・ハウジングについて

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顔の見えるお隣さん関係。

プライベートな空間を確保した自己完結型住居。

広い共有施設。

コミュニティの意識を持たせるデザイン。

住人による自己管理。

パーマカルチャーについて

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意図を持ったデザインと生産的なエコシステムによる管理。

多様性、安定性、回復性。

それはエコシステムと同様に建物も人も含む

Eathsongはどのようにしてできたか

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これは最初の15人の出資者たち。

現在は3人のみ残っている。

これからどのようにして現在に至ったかを見る。

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1998年に土地が見つかった時の写真。

果樹園のままでもちろんまだ何もない。

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出資者みんなでアイディアを出し合って設計した。

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これはおそらく道を作っている時の写真。

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まるで現在のサイハテを彷彿させる風景である。

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これが現在のコモンハウスの原型。

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当時の住人全員で撮った記念写真。

持続可能性な環境について

earthsong NZ パーマカルチャー コ ・ハウジング earthsong NZ パーマカルチャー コ ・ハウジング	earthsong NZ パーマカルチャー コ ・ハウジング

これがEarthsongの航空写真。

スーパーも図書館も徒歩で行ける位置にある都市型エココミュニティである。

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現在の地図。

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これが現在のコモンハウス。

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こちらは半身不随の住人。

彼らも豊かに生活出来るようにバリアフリーの設計の建物もいくつかある。

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住居の前には家庭菜園スペースがある。

これは1F住人に与えられている。

各々が自由に自分の裁量で取り組む。

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住居内の写真。

これはきれいな家庭の様子で、神谷家は見せられないそう。。

工藤シンクさんもサイハテがメディアに取り上げられる時に同様だとおっしゃっていたw

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こちらは道の横に施された“スウェーリング”(側溝)。

雨水などをすぐに公共の下水に送ると処理が大変である。

こういった自然の側溝に一度水を染み込ませることで、公共施設への負荷も減らす意図がある。

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そしてこちらが貯水用の池。

管理は大変だが、渡り鳥が来たり、ボートレースが行われたりといった面もある。

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持続可能な社会について

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こちらが貯水用の池で行われるボートレースの風景。

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共有スペースには誰かが持ち込んだブランコなどがある。

みんなで出資して買ったのはトランポリンくらいだそう。

一つの家庭で玩具を買うのは負担が高いが、みんなで共有すれば負担を減らすことができる。

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週に2回(全8回)開催されるコモンディナーの様子。

毎週木・土曜日に開催される。

食事を提供する8グループを決め、彼らは担当の日は自費で食事を振る舞う。

その代わりに他の7回分、無料で食事を行うことができるというシステム。

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リアルな話、美味しい日と美味しくない日の差が激しいらしい。

(美味しくない日はその辺の雑草なんじゃないか、とまで言っていたw)

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参加不参加は強制ではなく自由。

神谷さんが作った日本食は大変好評で、住人全員が来るほどだったとか。

その負担が計り知れなかったため、現在は参加されていないそう。

(ブラウンズフィールドのポッドラックの文化に似ていますね!)

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コモンハウスには洗濯機が4つ設置されている。

コモンハウスまで行く必要があるが、住人は自由に使って良い。

洗濯機の後ろには卓球台やビリヤード台がある。

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月に1度、夏休みを除き年に11回開催される住人全体会議の様子。

土曜の9:30から始まり、午前中いっぱいを使う。

早ければ11:30に終わるが、長い時には13:30くらいまでかかるそう。
 

この会議では6色の“カラードカードシステム”を用いている。

議論中のカードの意味

: 強制的ストップ
: ルールに則ってないことを指摘
: 質問あり
: 質問に対する回答
: 意見あり
: 賞賛

※ 上から優先順位が高い

採択時のカードの意味

: 異論なし
: まぁいいでしょう
: 一言あるけどOK
: 不可!

このシステムはCohousing bookに書かれている。

コ ・ハウジングを実現するコミュニティとして、NZで初めて採用された。

最近ではのあり方について議論がなされているそう。

ファシリテーター(議論を円滑に促す人)の役割が非常に重要で、人によって議論の質がかわってしまう。

また都合によっては不参加も可能。

不参加者のために議事録を記録する必要があるが、その記録をするミニッツテーカーによっても議論内容の共有具合も変わってしまうそう。

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こちらはワーキングビー(共同作業日)の様子。

これほど人が集まるのは稀だそう。

高齢の方も一生懸命に参加する。

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昼休憩を挟むと途端に人が減ってしまったりするとか。

それでも一緒に作業をすることに意義があり、継続して行われている。

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経済メリットについて

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建築資材は国産の木材を用いている。

調湿調音効果が高い土壁を採用している部分もある。

一つの長屋を建設し、分断して使用している。

そうすることでデザイン料を下げることができ、建築コストを下げている。
 

NZは南半球なので北向きにソーラー発電を設置している。

お湯を沸かすのには大きく電気を消費する。

なので家庭で使用する時には連続してお風呂に入るようにしているそう。
 

飲み水以外の雨水を再利用している。

雨が多い冬は雨水だけで成り立ち、雨が少ない夏は水道水も利用している。

持続可能な教育について

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3ヶ月に1度、10NZドル(約800円)でEarthsongの案内ツアーを行なっている。

多い時も少ない時もあるが、平均すると約40人くらいが来ている。

法人や非営利団体など向けにもツアーを行なっており、団体の形式によって費用は変わる。

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案内している時の様子。

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赤で囲まれたエリアは大通りに面しており、持続可能な商業スペースとして確保されたところ。

オーガニックカフェやエコショップの構想はあるが20年構想のまま。。

(こういったところはどこも一緒ですね 笑)

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入居について見学ツアーを2回経て自己の判断に委ねる。

コミュニティで生活する人の承認制ではない。
 

フリーライダーの問題も発生している。

会議にもワーキングビーにも参加しない人がいるそう。

ただ強制的に退去させる権限などはなく、冷たい視線を送るしか方法はない。
 

WWOOFの受け入れも行なっており、その人の能力に合った労働を与えられる。

まとめ:工夫された持続可能な社会は面白い!

こういった取り組みを20年前から実施しているので、テレビや雑誌の各種メディアに多く取り上げられたそうです。

先日には日本のテレビ局も来たそうです

非常に面白いですもんね!

NZ 神谷家

続いては神谷家のNZ移住の話を書きました。

Earthsong公式サイト

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👉 Earthsong – Eco Neighbourhood

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ABOUTこの記事をかいた人

1988年、生まれのみ岩手県花巻市で、育ちは神奈川県川崎市。2011年、早稲田大学 政治経済学部 経済学科を卒業。体育会ラグビー部に所属し、日本一を経験。五郎丸選手が4年生の時に1年生だった。2011年、野村證券入社。自分の能力のなさに絶望し、1年半で逃げるように退社。その後独立を試みるも、騙されて貯金を切り崩し、アイフル・アコム・レイクで借金100万円を負った。ブログを開始し、今までの失敗談や自分の考えを書き始めると、読者と接点が出来人生が面白くなる。最近は高校で授業をしたり、インドに放浪したり、ミュージシャンのスタッフとして全国ツアーを回ったり、千葉県富津市の金谷に移住したり、イベントを主催したりと、自分が楽しいと思ったことを貪欲に行っている。