出張大工が考える「空き家問題」と「空き家活用術」の話。

空き家問題

こんにちは、出張大工のカルロス(@crls1031)です。

画像の加藤潤さんは鹿児島の頴娃町でNPO法人のスタッフをしています。

NPOが借り上げて7件運営し、平均すると1件あたり「家賃3,000円/月」になるそうです。

この話を聞き、実際に現地も訪れたときに、田舎の可能性をさらに感じました。

高知の山奥にいる仙人


 まだ東京で消耗しているの?!

(ちょっと古い)

イベント「僕らが空き家を再生するという事」に参加しました

先日、東京で開催された「僕らが空き家を再生するという事」というイベントに参加しました。

前章で紹介した加藤潤さんが鹿児島・頴娃町の空き家活用事例をみんなに紹介してくださいました。

加藤潤 little japan

終了後、厚かましくお願いすると、大変ありがたいことに資料を頂けました。

今回はその資料を参考に、空き家問題に関する僕の考えを記事にまとめます。

加藤潤さんの鹿児島・頴娃町のHP

頴娃町

👉 EIGO|頴娃町観光サイト

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統計データで見る日本の空き家問題

最初に、大枠として日本が抱える空き家問題についてです。

空き家軒数・空き家率に関する統計局のデータを拝借しました。

このデータからは

平成25年 統計局データ

■ 住宅総数 : 6000万棟
■ 空き家軒数 : 820万棟
■ 空き家率 : 13.5%

ということがわかります。

上記3つのデータは全てが右肩上がりの傾向にあります
 

空き家の定義の再確認として以下のデータを見ます。

用語の解説をすると

不動産用語解説

✔︎二次的住宅:別荘など利用
✔︎賃貸用住宅:不動産屋で公開中の物件
✔︎売却用住宅:売り家の在庫
✔︎その他:ここがいわゆる「空き家」

ということです。

すなわち、全体の4割が問題とされている空き家に該当します。
 

次に一応人口動態を見てみます。

昨今ずっと言われているのでわかっていることですが、明らかに人口は減っています。
 

一方で新築着工数を見てみます。

現在でも約100万戸を作り続けています。

大きく見れば右肩下がりですが、まだ世帯数増より多く着工しているのが現状です。

空き家が増加する背景

以上3つのデータから導き出される空き家が増える要因として

空き家が増加する要因

✔︎人口減少・少子高齢化
(世帯数はまだ増。2019年より反転予測)
✔︎新築物件の供給が世帯数増を上回る
✔︎空き家が解体されない
✔︎中古住宅が流通しない

などがあります。

これらの背景には

空き家が増加する背景

✔︎国が無策
✔︎ローン減税などに見られる新築の優遇
✔︎住宅リサイクルの体制がない(家電リサイクル法はある)
✔︎中古物件の評価が低い、流通しずらい(中古車市場はある)

などがあります。

空き家再生に向けての国の動き

こういう現状を捉え、行政もようやく対策を始めています。

例えば「空き家特措法」を施行し、解体を促進させ、行政による強制撤去も可能になりました。

また、2018年に全国版空き家バンクを立ち上げました。

全国版の空き家バンクのネットワークを強化し、家主の啓もう・活用提案・マッチングなどを促進させています。

こういう動きの出現により、空き家を放置しないような体制づくりに取り組んでいます。

鹿児島頴娃町の空き家活用術

このような現状を踏まえ、鹿児島頴娃町では加藤潤さんを中心に空き家を再生に取り組んできました。

潤さんがDIYが得意だったことから、工務店とうまく連携し、空き家を自分たちの手で立て直しています。

僕も頴娃町を訪れた際にお手伝いをしました。

頴娃町 リノベーション

オレンジのつなぎをきているのが僕です。

現在では7件の再生を手がけています。

オーナーとも地道に交渉を重ねることで固定資産税分だけで借りた物件も多数あります。

年間数万円で契約したら「もう一軒付いてきた!」なんて事例も数軒あります。
 

それらの実績と経験から導き出されたポイントとしては

DIYによる空き家再生のポイント

✔︎ 自分で活用する物件ならハードルは下がる
✔︎ 実情に合わせた柔軟な改装
✔︎ 工務店との良き連携関係
✔︎ 棚や壁塗りなどはDIY交え楽しく作業

ということでした。

そしてDIYと工務店との連携をうまいバランスで行うことを「ハイブリット工法」と呼ばれていました。

「自分たちのDIYで出来る領域」、「工務店に頼む領域」を巧みに使い分けて取り組んでいるということです。

ハイブリッド車の「どこからモーターでどこからエンジンかが良く分からないうちに切り替わっている」というイメージです。

工務店連携のポイント

✔︎ 信頼出来る工務店(大工)と出会う
✔︎ 予算を伝え、どこまで出来るか相談
✔︎ あまり明確に見積もりを求めない
✔︎ あまり明確に工期を求めない
✔︎ 細かな仕上げ(収め)を求めない

頴娃町は「行政との連携がうまい」という印象でしたが、こういった民間な動きがあってこそだな、と改めて感じました。

面白い!!

頴娃町の空き家再生のサイト

頴娃町 NPO法人おこそ会

空き家再生ものがたり
NPO法人頴娃おこそ会

出張大工の僕が出来ること・したいこと

要するに僕はこういった頴娃町の事例を学び、自分でも手がけていきたいと考えています。

潤さんのように工務店と連携して、自分が描くリノベーションをしたいです。

なんせ空き家は増える一方ですし、持ち主にとったらただの負債でしかありません。

現代は“お金の若者離れ”が進む時流です。

その中で、お金のない若者に資産(になりうる空き家)を解放して可能性を見出すのはいかがでしょうか。

若者のお金離れ

福岡県の大学生が朝日新聞に寄稿した話題になったコラム

僕もその若者の代表として、技術はまだまだですがビジョンはあります。

素人集団ですが、楽しく生産的に空き家を再生させていきたいです。

それはまるでパーティーをしているようにですね。
 

こういった考えに同意する空き家オーナーが現れることを望みます。

僕はどこでも駆けつけますし、発信によってなんとか作業の協力者が現れるよう努めます。

【出張大工】「宿飯+月10万円」でDIY創作させてください

2018.04.16
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空き家問題

この思い、届けッ!!!

ABOUTこの記事をかいた人

1988年、生まれのみ岩手県花巻市で、育ちは神奈川県川崎市。2011年、早稲田大学 政治経済学部 経済学科を卒業。体育会ラグビー部に所属し、日本一を経験。五郎丸選手が4年生の時に1年生だった。2011年、野村證券入社。自分の能力のなさに絶望し、1年半で逃げるように退社。その後独立を試みるも、騙されて貯金を切り崩し、アイフル・アコム・レイクで借金100万円を負った。ブログを開始し、今までの失敗談や自分の考えを書き始めると、人生が面白くなり始める。